わかば館グループホームで、お誕生日会を開きました。
カテゴリ: 日々の出来事（わかば館）
更新日：2016年03月02日
年に１度のお誕生日。
さて、何が楽しいのか？
日頃あまり食欲のないご利用者さん。
歯も悪く中々美味しく噛めないということもあったり、胃が小さかったり。。。
でも、食べたいものはあるのかなぁ。
何か食べたいものは、ないなぁ。。。
でも、いろいろ昔話をしていると、昔は毎日晩酌。
身体が悪くなる前は、食事には必ずお酒が。
でも、飲めないと。
「いいえ飲めますよ。わかば館では。」
それでも、一度絶ったので飲まないと。
そして、お誕生日。
「お酒が飲みたい。」とぼそっと。
「お誕生日だから飲みましょうよ。」
しかし、話を聞けば、お酒はお店でと言うよりも仕事終わりのワンカップ。
時には電車でも飲まれていたほど。
「なら、酒のあてを買って、ワンカップ飲みましょうよ。」
日頃は外出は寒さとめんどくさいので参加くださらないのに、ワクワクと。
「焼き鳥」と「おさしみ」と「たこ焼き」を買って、そして「月桂冠のワンカップ」
銘柄までご指定で。
さぞかし飲みたかったんでしょう。
でも、遠慮をしてか以前の施設では飲まれず、何年ぶりか？
熱湯の水筒を持参して熱燗を造ります。
そして、一口
「あ～～～～」
「うまいなぁ～～～」
そこから、たこ焼きに焼き鳥を串のまま、常に左手にワンカップ。
昔のままのご利用者さん。
キザミ？介助？
要りません。食べたい時に食べたいだけ。飲みたいときに飲みたいだけ。
目にうっすらと涙が。。。
その後も昔話をしながら、上機嫌。口もなめらか。
わかば館に帰ってからのお誕生日会も、
フロアの皆さんに祝っていただいて、またうっすらと涙。
「これはお酒のせいですね。」
ご利用者さんにとっても、スタッフにとってもしあわせなひとときでした。
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